サクラマスの稚魚の放流?大きくなって帰ってきてね~

  今日も生きる力を育む研修の学びから取り入れた、表情ボックス???チェックイン!この日の活動にいろんな思いをもって登園してきたので、迷うことなくチップを入れた、いつもと違う子どもたちでした。

 保育園の近くには、「五十川」という川が流れています。綺麗な川があるのも、自然豊かな山があり、地域の人たちが守り続けているから・・・山に散歩に生き、山水が沢、川に流れて海へとつながることを昨年、実際に見て確認できた子どもたち。その活動につながる新たな活動として、山戸漁業協同組合さんの協力をもらい?「サクラマスの稚魚の放流」体験をしました。

 初めて見る水槽で泳ぐ?サクラマスの稚魚に釘付けになりながら組合長さんのお話しを聞きました。稚魚を川に放流した後、北海道までぐるりと3年くらいかけて回ってこの川に戻ってくる。ほとんどがメスだとか。それも卵を産むために。「なんで自分の川がわかるんだろう?」「なんで卵を産んだら死んじゃうの?」不思議なことで頭の中が❓❓❓マークでいっぱいのようでした。?サクラマスの成長した剥製と稚魚を見比べると、「体の模様が違う~」「稚魚は水玉模様♡」「ピンクの線が入ってる~」と違い探しに盛り上がりながらタライの中の稚魚を捕まえて見ていました。

サクラマスの稚魚が3年後、こんなに大きくなって戻ってくることを知った子どもたちは、びっくりです!

 

無事にサクラマス稚魚の放流が終わりました・・・が、しかし!このままでは終わらない、もっと知りたい山戸っ子に素敵な出会いがありました。

 

持ち帰ってドジョウの水槽に仲間入り。次の日、水槽を観察していた男の子が先生に話しかけてくれました。「なんか、昨日捕まえてきたのドジョウと違うみたい」「ひげがないし・・・ヒレもないよ?」と違いに気づいたのでした。その後みんなで図鑑を調べたのですが載っていませんでした。なので、インターネットで調べてみると・・・。まさかの!!「ヤツメウナギ」でした。よ~く観察すると、お腹に黒い丸が七つ並んで目と合わせて八つ・・・!だから、「ヤツメウナギ」なんだ!と発見し、大興奮の子どもたち。すぐに、クレヨンを手にして描き始めました。子どもたちの観察力はスゴイ!

 

 川向かいで放流の様子を見守っていた小さい組のみんなに「ぞう組さんになったらできるからね」と声をかけていましたが、小さいひよこ組さんがぞう組になるまでにみんなで出来ることはないかを考えてみました。あまり考えたことがないことだったので、子どもたちにとっては難問でした。様々な展開を経て「生きる力を育む教育」ノンジャッジの中からやっとたどりついた子どもたちの考えが、ゴミを捨てない。生き物の命を大切にする・・・でした。サクラマス稚魚の放流活動をきっかけに、見つけ出した山戸の地域の豊かな自然を守るSDGs14.海の豊かさを守ろう15陸の豊かさを守ろう、につながる活動になりました。元気に育って、また私たちの川に戻ってきてね~!!待っているよぉ~

これまでの旧山戸保育園