?はえぬきとミルキークイーン?の収穫祭

 バケツ稲のお世話をしてから半年が経ち、いよいよ収穫祭!10月の中旬の晴れた日に稲刈りをすることに・・バケツ稲の育て方の図鑑を調べながら、「どうやっていねをとるの?」「いねをとったらおこめになるの?」と、いろいろ想像は膨らみ・・お家でお米を作っている子が「いねかりをしてからおこめになるんだよ~」と、教えてくれ、いざ稲刈りへ!図鑑には、ハサミで切っても大丈夫と書いてあり、担任がカマで切って見せた後、子ども達はハサミで切り・・なかなか切れずみんなで手伝いながら、はえぬきとミルキークイーンの収穫を無事終えました。稲刈りの様子をうさぎ組、ぱんだ組さんも見に来てくれ、一緒に収穫を喜んだところです。収穫した稲は、グランドのフェンスに干し食い掛けのように干すことにしました。

 

  稲を乾かした後、「この稲をどうする~?」と、きりん組のみんなに聞いてみたところ・・「お米にしないとね!」と、言う声が出て「どうやったらお米になるんだろ~ね?」と・・またまた、図鑑を開いてみんなで相談をしていました。その結果!稲を短く切って脱穀し、脱穀したお米を精米する作業をすることにしました。脱穀は牛乳パックを利用し、精米はすり鉢と野球ボールを使い行いました。脱穀は、あまり力がいらずもみとわらを分けることができたのですが、精米する時は意外と力が必要で野球ボールに力を入れてすりすりしないと精米できず・・友だちからすり鉢を押えてもらいながら協力して行う姿が自然に見られ、嬉しく思いました。脱穀や精米をしたお米をみんなにも見せたいというきりん組さん!自分たちが大切に育てた稲からとれたお米なので、大事に持ちながらみんなに見せてくれました。

 そして、いよいよ新米パーティー?の日。みんなで大事に育てたお米も入れてもらいお釜で炊くことになり子ども達もドキドキ、ワクワクしていました。新米パーティーで、お釜で炊いたごはん。本当においしくて、おにぎり?もあっという間に食べましたよ~

 5月にバケツに稲を植えてから、毎日お世話をして・・水かけをしたり、雑草を抜いたり、水を減らしたり、虫がついていないか点検したり・・長い長い月日をかけて大事に育てたお米。初めてのバケツ稲の体験で、お米がこんなに収穫できて子ども達は本当に喜んでいました。昔の人は、稲作りを全部手作業でやり、しかも、お米にするところも手作業でやってきたんだよ~と、伝えると・・「え~ほんとに?「無理だよ~」「昔の人たちってすごいね~」などと、子どもたちなりに感じていることもたくさんあるようでした。みんなが当たり前のように毎日食べているごはんですが、「作る」と、なるとこんなに大変なんだ!と、いうことも知り子ども達も感謝の気持ちを持ちながら食べているところです。

 この体験を通して、生きていくために必要なお米=ごはんをあつみ保育園のみんなで一緒に作ることができたことは、これからの「生きる力」にもつながっていくと思います。みんなで協力して作ることの楽しさや難しさ・・みんなで収穫してお米ができたときの達成感!が味わえて本当に良い経験になりました。

 

 

 

これまでのあつみ保育園