?森林組合見学 第二弾!!?

 今年度2回目となる森林組合へ見学に行って来ました。今回はきりん組(年長児)とぱんだ組(年中児)も一緒に行きました。初めて行くぱんだ組!きりん組さんに「お仕事している場所だからね。」と、教えてもらい、どんなお仕事だろうとさらに興味を持っていました。「あつみ杉がいっぱいあるところに行く!」とはりきって当日を迎えました。

 保育園近くのトンネルを抜け、あっという間に着いた温海町森林組合!「ここ何回も通ったことある!」「すごい!!あつみ杉がいっぱい!!」「すっごーい!おっきいあつみ杉だ!」と敷地内に入るなり、大興奮でした。

 森林組合に着くと、すぐにあつみ杉のお話や森林組合のお仕事について、さらには林業とは…という難しいお話も動画を見せてもらいながらお聞きしました。そして、工場を見学させてもらい、大きな木が板になっていく様子や保育園でまいたチップがどんなふうにできてくるのかなどすぐそばで見せてもらいました。加工されたあつみ杉のにおいをかいでみると、「甘いにおいがする!」「アイスみたいな…」「あ!!バニラアイスのにおいだよ!」「チョコにも似ている!」「なんで甘いの~?」と、しばらくその場から離れませんでした。何度もにおいをかいでいる姿がかわいかったです!隣にあった木もにおいをかいでみると、こちらは甘いにおいはせず、「いつものあつみ杉ににおいだ!」と、木の形だけでなく、においにも違いがあることを感じていました。

 そして今回の目的の一つ!加工途中で出た木片を自分の目で見ていただいてくることです。「滑り台のあるお家が作りたい!」「クリスマスツリーを作ってみたい!」「テーブルと椅子があるお家を作りたい!」「前のきりんさんたちみたいにピタゴラスイッチを作りたい!」と、一人ひとりが見学に行く前にあつみ杉でどんなものを作りたいかイメージを膨らましていました。実際に自分の目で見て、触りながら「これがほしい!」「この形だったら違うのが作れそう!」「これでテーブルが作れる!」と、イメージがさらに形に近づいているようでした。目的に向かって夢中になって選んでいる姿を見て、こちらまで嬉しくなりました。帰りのバスの中から「早く作りたい!」と次への期待が膨らんでいました。

 さらに今回、森林組合で育て、収穫したあつみかぶも見せてもらうことができました!!(なぜ森林組合であつみかぶを?と思うかもしれませんが、ぜひ温海町森林組合のホームページをご覧ください!) 先日、保育園のあつみかぶを収穫したばかりでまさにリアルタイムで収穫後の作業を見れるとは!ナイスタイミングでした!! 葉っぱを切って専用の機械で洗い、出荷する作業をしていました。赤紫色にきらきらしたあつみかぶをみて「すごい!」「きれいな色!」と、感動していました。また、丸いかぶは甘くて、平べったいかぶは辛みがあることも教えてもらい、薄く切って、ぜひ食べ比べしてみてと2種類のあつみかぶを頂いてきました。また、来年、あつみかぶの種がとれるようにと葉っぱと根っこが付いたままのかぶも頂き、翌日すぐにプランターに植えてみました。来年の春には花が咲き、種がとれることを楽しみにしながら観察しいていきたいと思います。

 今回の見学で“あつみ杉ってどういう木か知ってる?”という質問に「三角になっている!」「緑でとんがっている木!」「まっすぐ伸びている!」と、すぐに反応する様子に子ども達の中に“あつみ杉”が積み重なっているなぁと実感しました。林業についてはまだ難しいところはありましたが、「え~!」「そうなんだ!」「それってどういうこと?」「すごいお仕事だなぁ。」と、子ども達になりに感じ、考えているようでした。また子ども達が大きくなり、これからの未来にとても大事だということを改めて感じ、同じ温海にいながら感じること、学ぶこと、気づかされることがたくさんあり、私たち自身も考えさせられる機会となりました。あつみ杉のことだけでなく、様々なことを教えてもらったり子ども達に感じさせてもらったりすることで森林組合さんとのつながりが深まっていることに嬉しく思い、感謝しながら見学させていただきました。きりん組になったらまたくるんだ!と、早くも来年を楽しみにしているぱんだ組でした。地域の方々とともに生きる力を育んでいける環境に改めて素晴らしいなぁと、身近な人に伝えていきたい!!と子ども達と一緒に私たちも刺激された一日でした。

 いただいた木片を利用し、どんなものが出来上がるかワクワクしています。その様子もまたお知らせしていきます!

これまでのあつみ保育園