”親子でねずがせき探検隊” ~地曳き網 編~

 10月8日(土)、保育参加を行いました。お家の方にも探検隊に入隊してもらっての、今回の任務は・・・なんと”地曳き網!!” 昨年から「やってみたい」と熱望していた地曳き網が、今年、保護者の方、そして地域の方のご協力をいただき、実現しました。「地曳き網まで、あと〇日!」と指折り数えて、楽しみにしていた子どもたち。そして・・・当日。まさかの明け方まで雨が降っていて、これはできないのでは?と心配しましたが、午前8時には晴れに!! 弁天様に感謝です♡ ねずがせき探検隊、旧海水浴場に集合!!

 弁天島から、きれいな虹が架かっていました!! なんだか運命を感じます。きっと今日はステキな探検になること間違いなし!! 子どもたちが集合前に、仕掛けの準備をしていました。

 網の準備は万端! 子どもたちもお家の方も、目はキラキラ・わくわくした表情で集まってきました。

 今日の探検の先生は・・・

 保護者会長はじめ、地域の方のご協力のもと、初めての地曳き網体験スタートです。

はじめに、飯塚厚司さんが、今日の地曳き網体験は、”観光地曳き”ではなく、”観察地曳き”体験であるとお話してくださいました。今日の地曳き網は、量を目的としたものではなく、鼠ヶ関の海にはどんな魚がいるのか、どんな魚が網で獲れるのかを知り、見て触って感じてほしい!とのことでした。

 さぁ、いよいよ網を引っ張ります。左右に分かれ、同じ力加減・同じ速度で、飯塚さんと富樫さんの指導のもと、左右のバランスを取りながら引っ張っていきます。

 網は、引っ張りながら後ろに下がるのではなく、自分の場所は動かずたぐり寄せる方法でした。まず、そこにびっくりしました。最初は軽くて、たぐり寄せやすかったロープも、岸に近づくにつれ、だんだんと重くなっていきます。

 網が、見えました!! 何が獲れたのか・・・? 子どもたちも、お家の方もドキドキ♡

 海から上がったばかりの生き物が、どんどん網から出てきました。タライに移して、、

いざ、観察!!

 のぞき込む、子どもたち。一斉に「わぁぁぁ!!」という歓声が!! 見たこと、触ったことがある生き物もいれば、見たことない魚もいます。子どもたちの探究心がくすぐられます。

 ガニ、ヒメジ、海タナゴ、タコ、サバ、ボラ、鯛、キスが獲れ、見て、感触を楽しみました。ざらざらだったり、つるつるだったりと魚の感触の違いに気づいたり、からだのしくみに気づいたり、泳ぎ方の違いに気づいたり・・・とたくさんの発見がありました。魚が怖くてさわれなかった子が掴んだり、触ったり、においをかいだり・・・怖かった魚が、楽しい存在に変わっていました。いつも見ている海、探検に行く海、海水浴の時や釣りで感じている海とはまた違った”海”を感じることができました。すぐ近くで網を引きましたが、見たことない世界が広がっていました。知らないことが多いことは分かっていましたが、こんなに近くの海でさえも知らないことであふれていたことに、また、ドキドキ・わくわくしてきました。終わって、これが飯塚さんが最初に言っていた、”観察地曳き”だということを、実感しました。

 今日は、保護者会長はじめ、地元の方々のご協力のもと、貴重な体験をさせて頂きました。身近にあるため、知っている様な気になっていましたが、まだまだ知らないことが多いこと、自然の壮大さを感じた体験となりました。そして、もっともっと鼠ヶ関の海、自然を知りたいと思いました。今日の体験も、人生の中ではほんの一瞬ではありますが、大人になったときに「そういえば、子どもの頃あんなことしたなぁ」「もっしけなぁ」「鼠ヶ関っていいどこだよなぁ」とふと思いだし、次の世代に繋げていってほしいなぁと改めて思いました。

 やっぱり、今日も思いました。鼠ヶ関ってステキなところ♡

 探検はまだまだつづく・・・

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