ねずがせき探検隊 ~夕日を見る会 秋 編~

 9月30日(金) 今日は2回目の夕日を見る会です。天気は・・・晴天。雲ひとつ無い空を見上げ、”今日はきっと夕日がきれい”と自信満々に、いざ出発!!

 今日の目的地は、弁天島灯台です。弁天島までの道のりは、子どもたちには慣れた道。足取りも軽く、向かいます。いつもの道とは言いましたが・・・子どもたちがいつもと違うことに気づきました。それは、”カニの甲羅やツメ”などが落ちていないこと。いつもなら、たくさん落ちているのに、今日は全く落ちていませんでした。「どうして無いんだろう?」と疑問が。他にも・・・

 海に浮かぶウミネコを見つけて、「どうやって浮いてるの?」との疑問が。泳いでいる・ただ、浮いている・実は海の下に岩があって、そこに乗っている・・・などなどたくさんの考えが出てきました。一夜干しのお店の傘が、イカに見えた子どももいました。今日の探検も、子どもたちの発見や気づきがたくさん!! 子どもたちの目はキラキラ✨!!

 灯台に行く前に、船や漁協見学をすることに。丁度、底引き船が漁を終えて帰ってきました。

 近くまで行ってみました。

 漁から帰ってきたお父さんと会うことができました。働くお父さんの姿に、恥ずかしそうに、でもうれしそうな表情で声をかけました。今日は、鱈も獲ってきたそうですよ。

次は、漁協で獲れた魚を見せてもらうことに。向かう途中、またまた、子どものお父さんのお船を発見!! 

鼠ヶ関保育園といえば、いつもお世話になっている“大洋丸”ははずせません!! みんなで、“大”のポーズで記念撮影?

 漁協に着きました。たくさんの獲れたての魚が入った、発泡スチロールが並びます。初めて見る魚や、発泡からはみ出した大きな魚、知っている魚・・・子どもたちの好奇心に火が付きました!!

 最後には、魚を買いに来た仲買人に見えてきた子どもたちです(笑)

夕日が沈む時間が迫ってきましたよ。そろそろ灯台に向け、出発しましょう!

 

と・・・その前に、天候に恵まれたこと・たくさんの魚や船がもどってくるところを見ることができたことに感謝し、厳島神社にお参りしました。

 いよいよ、灯台に向かいます。今日は、いつもとは違う”試練の道”を通ります。さぁ、全員無事に灯台にたどり着くことはできるのでしょうか?

 

 10人、無事に”試練の道”制覇!! 灯台に到着です。夕日が沈むまで、まだ少し時間があります。そういえば・・・ここは「恋する灯台♡」をならしましょう!!

 タイミング良く、イルミネーションも点灯。かわいいカップルの写真が撮れました

 まもなく、日の入りの時間です。空が真っ赤に染まり、夕日が沈みます。

 海に沈む夕日が、最後までしっかりと見ることができました。鼠ヶ関に住んでいてもこんなにきれいな夕日を見ることは、なかなかありません。本当に貴重で、ステキな時間となりました。

 いつもは、これで”さようなら”なのですが、今回は、特別にもう一つ、貴重な見学をしてきました。それは・・・

 ”競り”です。初めて見る光景に、くぎづけの子どもたち。30分前、自分たちが蓋を開けて見ていた魚が、どんどん競り落とされていきます。競りの活気や、独特の雰囲気、音など全身で体験してきました。

 今日は、鼠ヶ関という地域の、なかなか見られない深い部分を見て、知ることができました。魚を獲る(船が海で獲ってくる)・魚を仕分けて箱に詰める・競りをし買う、そしてマグロの解体ショーで見たように捌き、売られて、買って、自分たちが食べる という流れがつながりました。また、たくさんの人と出会い、魚を食べるということにはたくさんの人が携わっていることも知りました。ことばだけでは伝えられないことを、今日はたくさん見て、聞いて、触って、感じることができました。

 これからも、探検を通していろいろな経験をし、たくさんの人と出会い、たくさんのことを感じたいと思います! 「百聞は一見に如かず」!! ぜひ、皆さんも鼠ヶ関のステキなところを見つけに来てください!!

 ねずがせき探検隊の探検は、まだまだつづく・・・・

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