今年度もあつみ福祉会年長児交流保育「福栄の日」がスタートしました。『生きる力を育む教育』の一つとして行われている「福栄の日」。第1回目は、旧福栄保育園周辺を活用した自然体験活動を通して、2園の園児の交流や自然環境の多様性を五感を使い体験しました。
そして今回は、自然の中での気づきや遊び方を教えて下さる「環境教育工房LinX」の上山剛司さんをお招きし、子ども達だけでなく先生たちも一緒に学び、有意義な時間を過ごすことができました。
はじまりの会では森の先生の上山さん(通称:つめ先生)より、わんぱくの森でのアイスブレイクが行われました。
自然の中で、「視る・聞く・嗅ぐ・触る・・・」などの五感を使って体験しよう!のお話から、自分から近づいたり耳に手を添えたりすることで「小さい音」もよく聞こえるようになるよ・・・と教えてもらいさっそく耳に手を当てる子どもたち。
次は森の中でのお約束、「ちくちくするもの」「3枚の葉っぱ」「黄色と黒の虫」には触らないお約束です。
そして、緑色の折り紙が何枚か吊るしてあります。全部緑色だけど、みんな違う色。折り紙と同じ色のモノをわんぱくの森で見つけよう!とさっそく始まりましたよ・・・。
簡単なアイスブレイクの後は忘れてはいけない「山の神様」にご挨拶です。福栄の森には、みんなを見守ってくれている山の神様が住んでいます。「山の神様~遊ばせてください!よろしくお願いします!」とみんなでご挨拶をしました。どこからか「いいよ~」と聞こえたような聞こえないような・・・。
福栄の森に散策へ。どんな発見が待っているかな?さあ、出発~!
ずっと進んで行くと、田んぼに着きました。田んぼの周りにも生き物がいるかな?きれいな沢水が流れているので、トンボやカエル、ヤゴもたくさん見つけました。夢中になって生き物を探したり、友だちと協力して捕まえたりと楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
園庭に戻ってみると、なんとかわいいお客様が待っていました!白いヤギの女の子です。みんなでエサをあげたり体をなでたりして動物と触れ合うことも体験できました。
最後にわんぱくの森で、上山さんがドンゴイの茎を切って笛を作ってくれました。また新しい発見がありました。どうやると音が出るのかな?口の付け方や茎の向きなどを工夫しながら音を出して楽しむ姿が見られました。
おわりの会の前に、たくさん捕まえたカエルをどうするのか?あつみ保育園のお友だちが相談しています。カエルが2匹くっついておんぶしているのは、緊張しているから、と上山さんが教えてくれました。さあみんな、どうする?
話し合いの結果、森に逃がしてあげることにしました。やっぱり自然の中が一番だね。
さみしいけれど終わりの会の時間になりました。自然の中でたくさんの気づきや遊びを教えてくれた「森の先生」上山さんに元気な声で感謝の気持ちを伝えました。
森の中でたくさん遊んだお友だち。五感を使い、いろんな発見がありました。お友だちができたり、宝物を見つけたりしてとっても楽しい時間となりました。次の福栄の日でみんなに会えることが楽しみになりましたね♪