支え合い「結の会」活動中です!

「お互い様」と「思いやり」で地域を支えます。
 支え合い「結の会」は、温海地域山戸地区において、地域の高齢者の日常生活の困りごとを地域の支え合いで解決しようと、令和5年6月から活動しています。
 助ける方も助けられる方もお互い様。過度な謝礼など気遣いなくサポートを依頼できるように、あらかじめ安価な利用料を設定した「有償ボランティア」の形をとっています。
 サポートメニューは、「生活支援サポート」(30分あたり450円)と「ちょこっとサポート」(30分あたり300円)を合わせて18種類あります。活動開始以来、ゴミ出しや空き地の草刈り、畑おこし、冬季間の玄関前の除雪など様々な依頼がありました。

通院や買い物に「お出かけ支援」も実施
 令和6年6月からは、公共交通を利用し一人で出かけることが困難な高齢者等を対象に「お出かけ支援」も始めました。事前に予約し、サポートする活動会員の車に乗って病院や買い物に出かけます。自宅から目的地まで付き添いも伴うので安心で、利用者からも喜ばれています。

 いま、地域での支え合いが必要とされています。
 人口減少や高齢化など、社会状況の変化に伴い様々な社会サービスが減少しています。国では、高齢になっても住み慣れた地域で暮らし続けるために、公的なサービスの他にも様々な主体による日常生活の支援体制が必要だとしています。住民による支え合いの仕組みもその一つです。
 山戸地区では、住民同士の支え合い「結の会」の活動により、高齢者の困り事が一つ一つ解消されています。このような取り組みが多くの地域で始まると、安心して暮らせる地域づくりにつながるのではないでしょうか。地域包括支援センターでもこの取り組みをサポートしています。皆さんの地域でも、できることから始めてみませんか。