令和4年11月9日(水)、出羽庄内国際村を会場に「令和4年度鶴岡市地域支え合い活動研修会」が開催されました。
この研修会は鶴岡市が主催で、市内11人の生活支援コーディネーターが準備を担当して年1回開催されています。テーマに沿った講演や、地域の様々な課題に対して、住民の支え合いによって解決を図っている取組を紹介しています。
今年のテーマは「住み続けたい そんな想いをかたちに」
リモート会場となった温海庁舎6階大会議室と合わせて、100人超が参加しました。
地元のスーパーが閉店し、高齢者などが買い物に困り、住民の交流も少なくなってしまった状況に対し、自分たちで食料品や生活雑貨を扱うお店を立ち上げた、浜温海の「浜っこマルシェ」の代表・阿部麻知子さんが、「これからの自分たちのために」と題して活動発表を行いました。
周りの協力をいただきながら、「地域を元気にしたい」と、わずかな期間でお店を開店させた「浜っこマルシェ」のやる気と行動力は、多くの皆さんの共感を呼んでいました。
また、講師の東北公益文科大学大学院・武田真理子教授、「浜っこマルシェ」の皆さん、「産直さんぜ」代表の鈴木正さんによるパネルディスカッションも行われました。会場からは、立ち上げの準備や運営、その思いなどに対して多くの質問が寄せられ、関心の高さがうかがえました。まずは一歩踏み出し行動に移すことの大切さが伝わっていたようでした。